HttpSessionStateはオブジェクトを識別するキーが文字列であるため、チームで開発する時などは、馬鹿な奴が勝手にオブジェクトを登録しているような事もあるのではないだろうか。
さいわいな事に僕が担当している開発では、そのような事は起こっていないのだが、それは、ある事をしているからである。
それは、HttpSessionStateやHttpApplicationStateをラッピングしたクラスを作成し、そのクラス経由でアクセスするようにするという手段だ。
そして、そのラッパクラス経由でオブジェクトを登録する時は、識別キーとして、System.Enum型の値を渡す必要があるため、列挙型に登録されている必要がある。
勿論ラッパクラス内部では、そのSystem.Enum型の値を文字列型に変換し登録している。
この手法を使えば、勝手に変なオブジェクトを登録される心配が無い。
副産物として、登録するモノが決まってくると、登録する場面も決まってくるため、ある程度、コーダーのコーディングにぶれがなくなる。
それが、ベストプラクティスか?と聞かれると、そうでは無いかもしれないが、案外有効な方法だと思う。