コーディング規約は成長可能であるべき

プロジェクトの過程でコーディング規約を決める。その後はシステムが運用に辿り着くまで変更しない。

このような環境が多数派だと思う。

しかし現実はミスマッチとか想定外な事が少なからずあり、コーディング規約を逸脱した例外的なものが許容される事がある。その割にコーディング規約に明文化されることはなく、あくまで例外という名の運用でカバーという奴だ。もしくは、無理矢理コーディング規約に則るために、最適ではないコーディングになっていることもある。

確かに一度決めたことを変更するのは勇気がいる。もしこはそもそも、変更しようという概念自体が無いかもしれない。

だが、ルールは適用するためにあるのではなく、円滑なプロジェクト運営や保守を行うためにある。だから、コーディング規約に、こんな文章の追加をお勧めする。

「このコーディング規約は変更可能である。このコーディング規約に定義された内容を逸脱する必要がある場合、このプロジェクトにミスマッチな場合は責任者に相談しコーディング規約が変更されるのを待ってからコーディングを行うこと。また、レビューによって指摘された内容がコーディング規約に定義されていない時は速やかに規約に追記する。」

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